ABOUT US
私たちについて
食べるSTEP相談室を始めるまでのストーリー
こんにちは。「食べるSTEP相談室」主宰の青木ゆかりです。
今から約20年前、私は千葉県千葉リハビリテーションセンターの医療型障害児入所施設の親子入園で看護師として勤務していました。そこで出会ったのは、毎日の食事に深く悩む多くの親子でした。リハビリで改善する子もいれば、なかなかうまくいかない子もいる。「一体、どうしてなんだろう?」——それが私の探求の始まりでした。
転機となったのは、母子相互作用と育児ストレスを研究する看護学部の先生と出会い学びを深めた経験です。子どもの「食べる」という行為には、保護者のストレスや親子関係が深く結びついている。食べる機能だけでなくそれらに着目して看護していくと、食事時間が楽しい時間に変わったり、子どもの持つ食べる力も最大限に発揮されていくことを、何十例も経験できたのです。そしてそれは、保護者の方が「子育て」「暮らし」を楽しむことに直結していることにも気づきました。この経験から、「食べる」ということを一から学び、子どもの食事の課題に看護師としてトータルに支援できないだろうか? と考えるようになり、認定看護師取得へと進みました。
認定看護師となってすぐ千葉リハビリテーションセンターで「摂食相談外来」を立ち上げ、多くの親子と向き合い現在に至ります。近年特に増えてきたのが「偏食」や「拒食」のご相談です。そこで分かったのは、偏食や拒食を抱えるお子さんには発達の特徴があり、「無理に食べさせよう」と強要しても決して解決しないということでした。大切なのは、その子の発達状況に合わせた「ステップ」を踏むことです。
外来に来られる保護者の多くは、「食べられるはずなのに、食べてくれない」と出口のない真っ暗なトンネルに入り込んだように感じ、自分を責めていらっしゃいます。周りに相談しても「そのうち食べるようになるよ」「育て方の問題じゃない?」と言われ、どうしたらいいかわからず、食事を嫌がる子どもの口に押し込んでしまって後悔したり深く悩んでいるご家族は多いのです。その子が苦手とする障壁があるのに、無理に強要したり、様子をみるだけでは、食事の困りごとは絶対に改善しません。
子どもには、その子に合った「食べるSTEP」があります。
そのSTEPを、ご家族と、そして支援者の皆さんと一緒に見つけ、一歩ずつ歩んでいくために、「食べるSTEP相談室」を開設しました。
